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注目

日本進化学会学会賞

かなり前のことになってしまいますが、2015年に岸野洋久教授が「日本進化学会学会賞」を受賞されました。 水曜日のゼミの前に、研究室でお祝いした時の写真を見つけました。 Congratulation Prof. Kishinoというプレートとともに、系統樹っぽい絵も書いてあります。 (文責 鐘ケ江)

Rについて、お役立ちサイト紹介

こんにちは。生物測定学研究室に所属している博士1年の戸田です。

今回のブログの更新は、プログラミング言語「R」を扱う上で役立つサイトの紹介です。
私たちの研究では統計解析をメインに扱うことが多いため、所属している人はそれなりにプログラミング言語を使える人が多いのですが、だれもが最初は初心者だったわけでして、会得するまでに様々な試行錯誤を乗り越えています。
今回紹介するのは、そうした問題解決に役立ったサイトです。Rでの解析に少しでもお役に立てば幸いです。

なお、説明文は私が書いていますが、おおもとのURLリストを作ってくれたのは情報提供は博士2年の坂本さんです。感謝です。

Rについて

Rはプログラミング言語の一つで、特に統計解析に長けています。エクセルのような表形式のデータの扱いに長けているほか、様々な解析手法に対応したライブラリが充実しています。端緒として計算速度が遅い点があり、大きなデータや複雑な計算を扱う際には注意が必要ですが、Excelではできない統計処理をしたい!という初心者には最も向いていると思います。
(筆者がそこまでプログラミング言語に詳しくないので、この紹介文には語弊が含まれている可能性があります。)

さて、それでは役立ちサイトの紹介に移ります。

R Tips http://cse.naro.affrc.go.jp/takezawa/r-tips/r.html

Rの基本操作から簡単な統計手法まで、非常に丁寧に説明されています。
詰まった時に検索すると(例えば「R plot」など)よくこのサイトが上位に出てきますが、それだけ初心者にとって分かりやすいサイトだと思います。
特にデータフレームの扱いや、図の描画で詰まった時に使った覚えがありますね。

RjpWiki http://www.okadajp.org/RWiki/

有志によるRの豆知識を集約してあるサイトです。Wiki形式のサイトなので情報がざっくばらんにまとまっています。
「Tips紹介」というページには多岐にわたるTipsが載っています。といっても体系だって整理されているわけではないので情報の質は保証できませんが、ちょっと珍しい技術も載っています。
個人的には日付データの扱いや、文字列の操作の方法を学ぶのにお世話になりました。
グラフを書く時には、色見本も参考になりますね(http://www.okadajp.org/RWiki/?色見本)。

Use R! https://link.springer.com/search?facet-series=%226991%22&facet-content-type=%22Book%22

これはサイトではなく本なのですが、教科書として使える本としてご紹介します。
なお、Springerから出版されていますので、少なくとも東大の学生なら無料でPDFをダウンロードできます。

Microsoft R Application Network https://mran.microsoft.com/packages

ある目的に特化した統計解析を行いたい場合は、先人の作ってくれたパッケージを使うと作業が楽になる場合が多いです。
このサイトは、そういったパッケージのリストを掲載しています。検索機能も付いているので、目的の手法に適したパッケージを探すこともできます。

RStudio https://www.rstudio.com

これもサイトの紹介ではありません。スクリプトの編集や実行、プロットの表示などを行う統合開発環境(IDE)ソフトウェアの紹介です。
Rにはデフォルトでスクリプトを打てる画面が備わっているため、R単体でも解析が可能です。しかしやはり、スクリプトの編集しやすさではエディターであるRStudioを使ったほうがずっと良いと思います。
違いとしてはスクリプトの色分けや予測変換、画面割り当てが固定されている点などです。それぞれの点は些細に思えますが、積み重なると使い勝手がずいぶん違います。
もちろん無料ですのでその点はご心配なく。

RStudio Cheat Sheets https://www.rstudio.com/resources/cheatsheets/

RStudioの開発元が提供するPDF資料の紹介です。
「Dates and Times」や「Work with Strings」といった目的ごとに、必要な情報がA4サイズにぎゅっと詰め込まれています。
Rに慣れないうちは印刷して見えるところに置いておくと、役に立つかもしれません。

THE R GRAPH GALLERY https://www.r-graph-gallery.com

Rでこんな図を作りたい!と思った時、その図はどの関数をどう使えば作れるのか、分かりやすく教えてくれるサイトです。
サイトを開けば一目瞭然ですが、イメージ図からスクリプトを検索できるので非常に便利です。
僕もつい最近教えてもらったので、これから積極的に使っていこうと思っているところです。

統計グラフの色 https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/stat/colors.html

Rで色を細かく設定する方法が載っています。このサイトを使うのは特に、Rで作った図を発表用のポスターやスライドに使いたいときですね。
図の見やすさは発表の分かりやすさに直結しますので、こうした技術も役に立ちます。
(ただ凝り始めると簡単に時間を費やしてしまうという面も…)


今回の紹介は以上です。次は別のトピックの紹介を掲載しようと思います。では。

(文責:戸田)

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